今年もありました「木守の林檎(りんご)」

私が生まれ育った長野市若槻地区は林檎の生産地です。
昨年、ある畑の木に一個だけ真っ赤に実ったリンゴが残っているのが
目に入りました。「野鳥にでも残しているのかな?」程度に思っていました。
標題にした「木守の林檎」今年の春先に「茶室」の話から小説「利休にたずねよ」
薦められ読んでみました。そこから私なりにつけました。

第140回直木賞受賞作であり、司馬遼を彷彿とさせる文章であり
私、のめり込んで読み終わりました。
その中「木守」なる章があり、次のように書いてありました。
秋に柿の実を取るとき、来年もまた豊かに実るよう、
ひとつだけ取り残す実が、木守である。
家康が銘の由来を利休にたずねると
「他愛もないことでございます。長次郎の焼きました茶碗をいくつも
並べ、弟子たちに好きなものを選ばせたところ、これひとつが残りました」
茶の世界では「木守」茶碗は知らぬ人がいないほど有名な一品です。
「100年の一度」と言われる経済不況です。
そのような時代でも「木守」のように「残す心」「受ける心」を忘れないようにしたいものです。





